エアコン(クーラー)の節電方法

夏は冷房、冬は暖房と快適な生活を送る上で必需品となっているエアコン。
節電を考慮した、機種もたくさんででいます。

特に近年の夏は本当に暑いです。

震災前はエアコンの電力消費量なんて気にしていませんんでしたが、東日本大震災の原子力発電所の事故で夏場の電力不足が懸念されるようになり、電力消費量が多いエアコンの節電が重要視されるようになりました。

エアコンの設定温度をあげたり、エアコンを停止させたり、それによって熱中症になる人もでてきました。

総務省消防庁は2011年7月12日、同年6月における熱中症による全国の救急搬送の状況(確定値)を発表した。それによると同年6月における熱中症による救急搬送者は6980人となり、昨年2010年の6月での数字2276人の3.07倍と大いに増加したことが分かった。特に高齢者(65歳以上)の搬入者数が多く、全体比で5割を超す値となっている( [サーチナ]より引用)

体を壊してまで節電するのは良くないので、必要な時は、エアコンを使用しできる範囲で節電するようにしましょう。
エアコンにもほかの電化製品と同じく節電ポイントがあります。

節電するには?

その①~換気と節電~
帰宅時にすぐにエアコンのスイッチを入れてしまいがちになりますが、その前に窓や扉を開けて、部屋の換気をしましょう。
これは、まず閉め切って蓄積した部屋の熱気を逃がすことで室内の温度を下げ、余計な電力消費をおさえることができます。

その②~汚れたフィルター~
部屋の空気を循環させるエアコンは、空気を吸い込む時に一緒にゴミやほこりを吸い取ります。
そのゴミやほこりを機械の中にいれないようにエアコンには「フィルター」というものがついているのですが、このフィルターが汚れていると空気を吸い込む量が減ってきます。
エアコンは少ない空気の量で冷やそうとするため、消費電力を多く使ってしまいます。
フィルターをこまめに掃除して、目詰まり解消することで節電が可能になります。

その③~窓と扉はしっかりと!~
家や部屋の扉、窓をしっかり閉め切ってエアコンを使用しないと、開いたところから冷気が逃げ出し、その分余計に消費電力がかかります。
扉をあける場合でも、短い時間で行ってできるだけ冷気を逃がさないようにし節電につなげましょう。

その④~自動設定機能~
機種よって変るのですが、エアコンには「風量の自動設定機能」がついている場合があります。
この機能は、はじめは強い風で、冷えてきたら微風に移行など、スムーズに部屋が冷えるようにエアコンが自動的に行うもので、節電効果もあり、自分でするよりも効率的に部屋を冷やすことができます。

その⑤~扇風機と併用~
エアコンから出る冷たい空気は下にいくので、扇風機を回して循環させることで、効率的に部屋を涼しくすことができ、設定温度を高めに設定しても、風の流れがあることで涼しく感じることができます。
エアコンだけで部屋を涼しくするより、扇風機を併用することによって電気代も安くなり節電できます。