15%節電について

「東日本大震災」

2011年3月11日に起きたこの大地震。
マグニチュードは9.0と日本でこれまでなかった最大の数値を記録しました。

地震によって起きた巨大な津波が、多くの人や建物を飲み込み、壊滅的な被害を及ぼしました。
今後の復興について多くの問題が、今も未解決のままです。

地震被害の問題だけではなく、もう1つ大きな問題となったのが「原発事故」。

東京電力が管理する、福島第一原子力発電所がこの地震の影響で、1986年に起きた、チェルノブイリ原子力発電所事故と同じぐらいの深刻な原発事故を起しました。 原発事故で、電力不足となった地域では節電が呼びかけられ、さらに対策として3月14日から「計画停電(輪番停電)」が行われ、企業や家庭などに大きな影響がでました。

そして、夏。

日本で一番電力が消費される時期が、7月~9月で、これはクーラーなどのエアコンの影響で、日中では特に昼の2時ごろがピークを向かえます。 この時間帯の家庭で消費されている電力が約1200ワットで、その比率を大きく占めてるのがエアコンで、次に冷蔵庫になっています。

政府ではこの夏場の電力不足を解消するため、企業に比べて電力消費の少ない家庭にも「15%節電」ということを呼びかけました。

「15%節電」とは15%分消費電力を抑制するということで、政府でも「家庭の節電メニュー(資源エネルギー庁)」を作成しました。 熱中症の問題もあるので無理をしない程度で「15%節電」を呼びかけています。

政府が夏の電力不足対策を正式決定し、家庭にも平日午前9時~午後8時の時間帯に15%の節電を促すことになった。実際にどうすれば15%の節電ができるのか──資源エネルギー庁がまとめた「家庭の節電メニュー」によると、一番手っ取り早いのはエアコンをオフにして扇風機を使うことで、一気に50%を削減できる計算だ。(ITmedia ニュースより引用)